銀太のひとくちアドバイス

今月のテーマ チューニング・その@
『チューン・アップ』
対象者 未経験者〜初心者

内容
 私の個人的な気持ちの中では、「車をいじる(改造と言った方が近いかも)前に、走り込みを!!」という意識があるので、走り込む為に必要になってくる、「メンテナンス」という話からはじめようと思ったのですが、この「メンテナンス」という内容を考えているうちに、チューニングってそもそも何だ?、それ以前に市販車って?などと、もっと単純なところでの疑問が浮かんできました。
そこで、何から話を進めようかとは悩んだのですが、今回は「チューニングって?」という基本的な所を少しだけ話していこうと思います。

チューニング・・・言葉だけで見ると、”同調”などと直訳出来ます。一般的には、ラジオの周波数を合わせる時に「チューニングを合わせる」などと使ったり、ギターの弦の張りを変化させて音程を合わせる時も「チューニングを合わせる」と使われたりします。この様に、車関係以外でのこの言葉の使われ方は、”調整する”という意味合いが強いと思います。が、ここでは車に乗る人が通例として使っている、「車を改造」(部品を付け替えたりする = チューン・アップ)する事などを略称して話してまいります。
ちなみに車関係では、足回りやエンジンを”調整する”という時に、”セッティングを取る”などという言葉を使ったりします。
言葉をちょっと調べたので載せておきます。
一口メモ
チューニング【tuning】
()ラジオ・テレビのダイヤルを回して,特定の放送局を選択すること。
(
)楽器の音程を正確に合わせること。

[tuning (音の調整) ]〜する
@ラジオ・テレビなどの受信回路を希望する電波の波長に同調させること。〈現〉
A楽器の音合わせ, 調律, 調弦。〈現〉
B自動車のエンジンなど, 動力機械類の調整。〈現〉

チューン−アップ【tune-up】、
[tune-up]〜する【自動車など】部品を取り換えたり, 精密仕上げをしたりして, 車の性能を高めること. 特にエンジン関係についていうことが多い。チューニング-アップ, チューンナップとも。〈現〉
チューニング-アップ【tuning up】
[tuning up]@【自動車など】他のさまざまな機種の部品を加えて, 車の性能を高めること。
(新辞林 三省堂より)

 さて、サーキット走行未経験者の人が、いざサーキットを走ってみようと思った時に、自分の車がノーマル状態(メーカーが作った標準の車の状態 = 市販の状態)のままだったら、なんとなく気後れしてしまいます。また、ノーマルの普段の愛車でサーキットデビューはしたものの、周りの車はチューニングされた車ばかりで、「なんか場違いなとこに来てしまった気がする」なんて肩身の狭い思いをした初心者の方もいると思います。
「サーキットはレースカーが走るもの」、「サーキットはチューニングした車でないと走れない」などと思われがちですが、ココALTにおいては、そんな事はありません。普通に一般公道を走行できる車であれば、まず問題なくALTを走る事が出来ます。(他の大きいサーキットでは、走行できる車両の規定が厳しく、”普段乗り”の愛車では簡単には走行させてもらえない場合があります。)
ただし、オープンカーに乗っている人だけは注意が必要です。(オープンカーの中で、安全確保の為に、ロールバー、4点式シートベルトが装着されていないと、走行させてもらえない車種が有ります。この点は、予めサーキット側に確認しておいた方が良いでしょう。)
ちなみに、トラックやRV車でも、他のお客さんがいない平日などに、「自己の責任においての走行」という形であれば許可が出るらしいです。(やはり横転率が高いそうなので注意が必要ですが...)

 話が逸れましたが、ここALTを走る上では、チューニングがされているか否かはあまり問題では無く、メンテナンス(車の整備)がされているか否かが問題であると言えます。本来、メンテナンスは、基本中の基本なので、何処のサーキットを走るにしても必要な事なのですが、ココALTでは、お手軽に走れるサーキットで、プラっと来ても走行可能な気軽さから、ついつい忘れがちになったり、二の次になりがちの様です。(重要な話なのですが、長くなってしまうので、「メンテナンス」の詳細は又の機会に掲載します。)

では、人は何故チューニングするか?色んな考え方でする人がいるとは思いますが、代表的に3パターン上げてみます。
1.市販車で、ノーマル(そのままの状態)の場合、メーカーは一般公道を安全に走行する事を目的に、快適性、利便性、価格の安さ等を追及しながら車を作り上げます。(ノーマル車の詳細というのも又の機会に掲載します。)当然、市販車では、サーキット走行などという事は、ごく一部の限られた車種やグレードを除いてあまり考えられてはいないのです。
そこで、サーキットを走行する上で必要になる部分を変更していく事になります。
2.最近はファッション性、見た目から入る人も多いですね。当然その人のこだわりなので、それはそれで有りだと思います。外装にエアロ(空力や見た目を変えるバンパーやスポイラー、ウイングの類)を組んだり、インチアップしたホイールに扁平タイヤ、ローダウン(車高を落とす)したりと様々です。「カッコいい車に乗りたい」、「人と違った車に乗りたい」という意識から外観に手を入れる人は多いです。
3.いじる事自体に楽しみを見出している人も多いですね。メカ音痴な人には分からない話しかも知れませんが...
「マシンのスペックがどんどん過激になって行くことが楽しくて楽しくて」という人もいれば、自分で「コツコツといじる事」自体を楽しんでいる人もいます。車を自分の手でいじれば愛着も湧いてきます。
実際の作業そのものはお店任せであったとしても「その変化を楽しむ」という楽しみ方もあります。

の場合は車に対する趣味、趣向の問題も強いので、の話を次回以後にしていく事にしましょう。

ちなみに私のイメージでの「チューンナップ」は、「カスタマイズする」と言う要素が強いです。
自分の好みの車に仕上げる。
動きやパワーも...やはり見た目も。
だから私は操作する部分(人の体に接する部分)を重要視するのかもしれません。
操作し易いステアリング、握り易いシフトノブ、
体がしっかりホールドしてくれるシート etc.
自分の体に合ったものに仕立てる。(オーダーメードの服を作るように、自分にあったものにする)と言ってもいいかも知れません。
足回り等も自分のイメージする動きになる様なセッティングに...
(これは非常に難しく、自分の感性、方向性が間違っている事も有りますが...)
だから私はパワーアップは二の次になってしまうんでしょう。

取りとめも無く話してしまいましたが、「チューニング」とか「チューンナップ」のイメージは掴めてもらえたでしょうか?